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来春3月の全国大会に向けて、9月末から始まった今大会。

県大会出場2枠を賭けて、クラブチーム19チームが競い合った。

 

1回戦（10月12日）、ラハイナオーシャンズとの対戦。

初回、先頭井上がヒットで出塁。続く橫井がしっかり送りバントを決め、

3番金田がレフト線にタイムリーツーベースヒットを放ち幸先良く先制した。

しかし、打線はその後チャンスを作るものの決定打が出ず。

結果、この虎の子の1点を吉田、鬼頭の継投で相手打線を散発の3安打に抑え、

勝利した。

〇1-0

バッテリー：吉田、鬼頭 ー 平野

二塁打：金田

 

 

2回戦（10月13日）、名古屋ゴールデンファイヤーズとの対戦。

9月初旬に対戦した内容からすると、かなり厳しい試合展開になると予想した。

先発上田は、前回対戦の時より格段にレベルが上がっていた。

打線は、なかなかヒットが出ず得点できる気配が感じられない。

お互いに決定打が奪えず、0-0でタイブレーク（無死一・二塁継続打順）に突入。

表の攻撃、2点を取りたいところ、先頭井上が三塁線に絶妙なセーフティバントを決め

0out満塁とチャンスを広げ、続く橫井のバントがキャッチャー前に。。。

この打球処理をキャッチャーがややもたついて、ホームベースタッチ、一塁送球でダブルプレー

となったが、二塁走者の伊藤が素晴らしい走塁を見せホームインし１点を奪った。

 

その裏、相手の攻撃は6番からの打順。

強攻策に徹した作戦は、ピッチャーフライ、サードゴロ、セカンドゴロでゲームセットとなった。

 

先発上田が最後まで持ち味のストレートと変化球を巧みに使い、相手打線に連打を許さなかった。

終わってみれば、８回７９球、被安打２、四球１、完璧な内容で完封した。

また、途中守備から入った伊藤は、５回1out一・二塁のピンチでライト前に抜けそうな打球を好捕し

ダブルプレーでチームを救い、タイブレークの場面での状況判断の優れた走塁でチームを勝利に

導いた大立役者となった。

〇1-0

バッテリー：上田 ー 平野

 

 

３日間連戦となった代表決定戦（10月14日）、緑クラブとの対戦。

好投手小林君から点が奪えるかどうか。

初回、1out一・二塁からセンター前ヒットの打球を後逸、走者二人が帰って2点を先制される。

しかしその裏の攻撃、1outから連続四球で出塁、4番上田がセンター前にタイムリーヒットを放ち、

続く林も良く見極め四球で出塁し満塁。

その後、思いもよらぬボークによって同点となった。なおもチャンスは続いたが同点止まり。

続く2回の攻撃、まだ波に乗りきれない小林君の制球難で、1out満塁から敵失により1点を追加した。

しかし3回以降、小林君が立ち直り、流れは緑クラブに傾いた。

 

4回から途中からマウンドに上がった鬼頭、ヒットを許しやや落ち着かない回となり、

5回のピッチングが単調になった所を相手打線に捕まった。

1outから二塁打を打たれ、続く4番打者を申告敬遠し、5番打者にヒットを打たれ満塁となった。

なおも6番打者にヒットを許し同点とされた。

しかし、その後の満塁のピンチを三振、一塁ゴロに打ち取り最少失点に抑えたのは大きかった。

 

同点のまま7回からタイブレークに突入。

6回からマウンドに上がった上田は、前日の疲れは残っていたもののバランス良く投球出来ていた。

タイブレークとなった先頭打者にヒットを許し0out満塁のピンチも、自分の投球スタイルを貫き

ライトフライ、キャッチャーフライ、ライトフライに打ち取り無失点に抑えた。

裏の攻撃、1out一・二塁から上田がヒットで繋ぎ、続く林が追い込まれながらもライトへ犠牲フライを放ち

三塁走者井上がホームイン！劇的なサヨナラ勝ちを収め県大会出場の権利を獲得した。

〇4×-3

バッテリー：吉田、鬼頭、上田 ー 平野

 

初戦から3試合、全て1点差の試合を乗り越えたチーム。

なかなか打てない試合が続く中、最後まで氣持ちを高めて挑む姿に成長が見られた。

守備においては、内外野ともミスも少なくなり、基本的なプレーで失点をしない堅実さが

見られるようになって来た。

接戦は覚悟の上で、最後まで食らいついていく試合運びが続きそうである。

更に一人一人が成長していくと実感したこの三日間であった。

 

 

文部科学大臣杯 第16回 全日本少年春季軟式野球愛知県大会

10月26日1回戦（口論義グランドA面）9時30分

vs 甲山中学校（岡崎）